あぁ〜あぁ阪神タイガース

今回は、阪神タイガースから離れて、私自身大問題だととらえている出来事を取り上げたいと思う

それはあの歴史的建造物であり、アマチュア野球の聖地である明治神宮野球場を壊すという行為について

オリンピックの東京への招致活動では当初既存施設の有効利用で「お金のかからないコンパクト五輪を目指す」と言っていた矢先、国立競技場解体

あのときも
どうして
何で

１９６４年日本は高度経済成長期

一番元気で熱気があった時代に日本全体が沸き立った中で完成した国立競技場
聖火台は当時川口の鋳物職人親子が思い込めて作ったものだったとか

そして１９６４年１０月１０日の開会式には、秋晴れの空に見事な五輪マークがブルーインパルスによって描かれた

そうした色々なものがいっぱい詰まった建造物を全くなき物に叩き壊した

今回の明治神宮野球場取壊し問題もやっぱりねぇと思った
同じことを繰り返すのか
愚かなこの国日本は

明治神宮野球場と言えば、プロ野球よりも古く９０年以上にも及ぶ東京六大学野球が行われ、数々の名勝負が行われてきた
そして過去には、かつて、ベーブ・ルースやルー・ゲーリックが試合をした（1932年）
世界に現存する数少ない球場の一つであり、かの東京大空襲をも潜り抜けきた

そしてもうすぐ１００年を迎えるというではないか

理由の一つに老朽化といわれているが本当にそうだろうか

野球の本場アメリカでは、先年ボストン・レッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パークFenway Park（1912年〜）、通称グリーン・モンスターの100周年を祝っている

それにはすぐぶっ壊すということではなく、この歴史的建造物を残すためにはどうしたらよいかという観点から改修改修を重ねてきた結果なのであろう

聞くところによると、明治神宮野球場周辺は、明治天皇を祀るのにふさわしい沿道を維持するために、建築物の高さ制限などにより、景観を守ってきたところだというではないか

今の東京は、湾岸に高層マンションがどんどんと立ち並び、なんでも上へ上へと高い建物ばかりを軒並建てている

地震国だというのに…

そこにはどこへ行っても同じ景観
全く魅力のないものばかりになっている

この神宮外苑も今までずっとかたくなに守ってきた景観を東京五輪の新国立競技場建設で、なし崩しにし、続けてスポーツ施設の老朽化と勝手な理屈をつけてあの辺りを全く変わった高いビルが乱立する街並みに変えてしまうようだ

全くもって愚かなことである

計画には、三井不動産、宗教法人明治神宮、独立行政法人日本スポーツ振興センター（JSC）、伊藤忠商事…

なぜ宗教法人明治神宮???
「明治天皇を祀るにふさわしい」というのはどこに行ったのか
お前ら金のために自ら魂を売ったのか

国立競技場と言えば…大成建設。
都内最大級の有明アリーナと言えば…竹中工務店。
体操競技の「有明体操競技場」と言えば…清水建設。
水泳会場の「オリンピックアクアティクスセンター」といえば…大林組。
そして秩父宮ラグビー場と言えば…鹿島建設

つまるところ、未だ日本にはそんなに要らないゾンビ企業と言ってもいい大手ゼネコンがありすぎるのがそもそもの大問題

結局そういった奴らを食わせるために壊す必要のない建造物を

壊しては建てる

壊しては建てる

壊しては建てる

罰が当たったのだろう

そうやって作られた新国立競技場は

新型コロナウイルス天晴れ

観客は全く入れられずじまい

ここで長分で訴えても
甲子園に次ぐ、アマチュア野球の聖地明治神宮野球場も壊されてしまうのだろう

たった一部の愚かな輩のために

そして次世代の人々に大きなつけを残して…

悲しい

本当に

本当に

悲しい

２００７年ごろかな
ナイトゲームで
７回表
六甲おろしとともに飛ばしたジェット風船
あの光景

本当に綺麗だったな

もうそんなこともないんだろうなぁ

でもこれからは

持続可能な社会にしていくため

地球を守るためにも

ジェット風船はもう止めた方がいい